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解禁!サクラのいない直メなび:※男女タダで遊べる、大人のためのコミュ
指輪の魔力
逢坂総司
エレニアは笑って、指にはめた指輪を見せた。 「綺麗でしょう」 「ええ」ジーナは指輪のはめられた指を見て言葉を付け足した。 「なんで、薬指にはめているの?」 「指輪には魔力があるの。魔力が一番強く出すためには薬指が一番なのよ」 (エレニアが魔力を騙るとはね) ジーナは問う。 「どんな魔力なの?」 「秘密」 少しだけ、ジーナはエレニアの指輪がどんな魔力を持っているのか、気になってきた。 左手の薬指に光る、数カラットのダイヤの指輪。その小さな指輪から、魔力があるというような雰囲気は感じられない。 嬉しそうに指輪を見せるエレニアの表情は、妙に違和感があった。 しばらくすると、エレニアはジーナをパブに誘った。指輪の魔力を試すつもりらしい。ジーナはその誘いに乗ることにした。そうでもしない限り、エレニアはぼろを出さないだろう。どんな魔力が秘められているかもしれない。 「ジーナ、角の店に行きましょう」 徒歩五分。角の店は店主の名前を取ってガンターの店と呼ばれることもある。ここにはワイン、ブランデー、ビールのほかに、紹興酒、日本酒などもある。 酔うだけならディスカウントショップでも買える。こだわりの店だから、二人のような客には居心地が良い。だが店内は手狭で、満員で入れないこともしばしばある。 狭い店内には、カウンター席が七席、四人掛けのテーブルが二脚あるばかり。空調が効いているはずなのに、少し熱気が籠っているのは満席に近いからだろう。 空いている席はカウンターに二席だけ。 二人は迷う事なくその席に座ると、軽めのものを注文する。 店内の照明に照らし出されてエレニアの指輪が輝いている。 「ジーナ、いつもと何かが違うと思わない?」 「何が?」ジーナは特に違いが分からず、肩をすくめた。 「いつもなら、言い寄ってくる男どもが、この指輪のおかげで来ないわ」 「……そうかしら」 ジーナは溜め息混じりにつぶやいた。 「失礼、ご婦人。隣の席は空いていますか?」 マダムキラーが逆に言い寄ってくるようになった。 慣れないことはするものではないのだ。 次の日、二人が酒を飲みに行ったとき、ガンターがエレニアの指を見た。指輪をはめていないのを見た彼はこう言った。 「破局したんだね。僕にもまだチャンスはあるって事かな」
あとがき
あとがき あまり細かいディテールを考えずに、勢いだけで書いてしまいました。でも、書きあがると気に入った物語になり、書いている最中の高揚感がよみがえります。瞬間湯沸かし器のように、あたたまるのは早く、冷めるのはほどほどであればいいのですが……。 文の量からも、あまり深い意味とは考えてもらうよりは、ぱっと読んで、少しでも面白いと思ってもらえればありがたいです。
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